コラム

タイ便り(1) タイ法人に赴任しました

2017年8月9日
中小企業診断士 河合初雄

 マネジャーとしてタイ法人に赴任して、早1週間ほどが過ぎました。
 今後、当コラムを通してタイを中心とした有益な情報をご提供できればと思います。

 現在、私が住居としているのは、バンコクの基幹鉄道BTSのオンヌット駅から徒歩5分ほどの場所です。
 このオンヌットの駅に隣接して、TESCO/Lotusというスーパーマーケットがあります。
 食料品を中心としていますが、衣服や簡単なDIY用品、雑貨、家電そしてスマホまで扱っています。また、テナント店には、眼鏡、貴金属、ヘアサロンと揃っており、 およそ日々の生活に必要なものはワンストップで揃えることができます。
 

 このスーパーで感じたことですが、まずは、同一ライン・アイテムの商品の陳列量がとても多いということです。 日本のスーパーや小売店での買い物に慣れていると、その多さに圧倒されてしまうでしょう。 これは、大量仕入や陳列、運営にかかるコストの削減策の一環かもしれませんが、在庫回転率については少々気になるところではあります。
 

 次に、カテゴリー陳列について、陳列されている商品の分類、配置の仕方がよくわからず、いきなり入ると戸惑うことが多々あります。 言語は完全にタイ語だけであることからも、意外と迷う要因になっています。 現地の方や慣れた方にとっては、直観的にわかる配列なのでしょうか。こちらもコンサルタントとして気になるところではあります。
 

 最後にレジです。顧客が買ったものをコンベアに乗せて、精算してもらう仕組みです。(ただし、「通常の」レジも併設されています。)
 また、レジには袋の口が自動で開く道具がおいてあり、回転率向上の改善策を、コンピューティングではなく、作業・動作レベルで行っているようです。
 

 このように、スーパーひとつにしても、色々と日本との違いを感じることができました。当然に小売業やシステムに長けた方でしたら、違う視点での気付きもあることと思います。 細かいながらも「ギャップ」への気付きが、大きな商機となることも多々ございます。
タイを中心とした海外進出に興味がおありの方は、お気軽に当社にご相談下さい。

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